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2016年02月の記事

img of 『百年前の山を旅する』 服部文祥 【あらすじ・感想】
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BOOK

「鯖街道」と呼ばれる若狭から京都へと続く山道。担ぎ屋は灯りも持たず一昼夜で駆け抜けたという。著者は現在のルートより短距離で一直線だが、はるかに急峻な古道を探し、テントも燃料も持たず、草鞋を履きその道をたどる。現代の山行はテクノロジーの進化で、自然と闘い、溶け込む、本来の行為から遠くなった。

img of 『青春を山に賭けて』 植村直己 【あらすじ・感想】
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BOOK

あらすじ 家の手伝いからは逃げ、学校ではイタズラばかりしていた少年は、大学へ進んで、美しい山々と出会った。――大学時代、ドングリとあだ名されていた著者は、百ドルだけを手に日本を脱出し、さまざまな苦難のすえ、夢の五大陸最高峰登頂を達成する。アマゾンのイカダ下りもふくむ、そのケタはずれな世界放浪記。

img of 『神々の山嶺』 夢枕獏 【あらすじ・感想】
12 min read
BOOK

その男、羽生丈二。伝説の単独登攀者にして、死なせたパートナーへの罪悪感に苦しむ男。羽生が目指しているのは、前人未到のエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂だった。生物の生存を許さぬ8000メートルを越える高所での吐息も凍る登攀が開始される。人はなぜ、山に攀るのか? 永遠のテーマに、いま答えが提示される。

img of 『新編 単独行』 加藤文太郎 【あらすじ・感想】
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BOOK

1930年代前半国内高峰の冬期登山が一般的ではなかった時代に、たったひとりで厳寒の北アルプスを駆け抜け、「不死身の加藤」との異名をとった加藤文太郎。風雪の槍ヶ岳・北鎌尾根に消えたその生涯は、新田次郎の小説『孤高の人』(新潮社)でも知られ、谷甲州の『単独行者』(山と溪谷社)にも描かれているが、彼の真実は残された著作にある

img of 『重力とは何か』 大栗博司 【あらすじ・感想】
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BOOK

私たちを地球につなぎ止めている重力は、宇宙を支配する力でもある。重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。

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