あらすじ 異常な寒波のなか、私は少女の家へと車を走らせた。地球規模の気候変動により、氷が全世界を覆いつくそうとしていた。迫り来る氷の壁、地上に蔓延する略奪と殺戮。恐ろしくも美しい終末のヴィジョンで、世界中に冷たい熱狂を引き起こした伝説的名作。
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BOOK【※ネタバレを含む】あらすじ 91歳の老婦人が、17歳の不良少女に語った、あまりにも数奇な人生の物語。火事による一家の死、孤児としての過酷な少女時代、ようやく見つけた自分の居場所、長いあいだ想いつづけた相手との奇跡的な再会、そしてその結末……。
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BOOK石に鳥の絵を描く不思議な男に河原で出会った青年は、微睡むうち鳥と男たちについての六つの夢を見る――絶滅する鳥たち、少年のパチンコ名人と中年男の密猟の冒険、脱獄囚を追っての山中のマンハント、人と鳥と亀との漂流譚、デコイと少年の友情などを。ブラッドベリの『刺青の男』にヒントをえた、ハードボイルドと幻想が交差する異色作品集。
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BOOKもう何度目かわからないが再びこの作品を読んだ。人生を生きることは川を渡ること、そんな言葉を耳にしたことがある。しかし、目の前の川の深さがわからないとき、臆病な私はその場に立ちすくむしかなく、人生のもっとも深い底の部分を確かめる行為を促してくれるのが本書であったりする。
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BOOK本書はさまざまな生き物たちが描かれたソフトカバーによる装丁で、私の手に柔らかな感触を与えてくれた。そしてその内容は生きることの暖かさと神さまたちが遊びに訪れるほどの美しい自然に満ち満ちている。
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BOOK学生・社会運動の嵐が吹き荒れた一九六九年の五月十三日、超満員となった東大教養学部で、三島由紀夫と全共闘の討論会が開催された!互いの存在理由を巡って、激しく、真摯に議論を闘わせる両者。討論後に緊急出版されるやたちまちベストセラーとなり、いまだ”伝説の討論”として語り継がれる貴重なドキュメント、三十四年ぶりの復活!
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