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img of 『誰もいない夜に咲く』 桜木紫乃 【あらすじ・感想】
13 min read
BOOK

あらすじ 親から継いだ牧場で黙々と牛の世話をする秀一は、三十歳になるまで女を抱いたことがない。そんな彼が、嫁来い運動で中国から迎え入れた花海とかよわす、言葉にならない想いとは――。(「波に咲く」)寄せては返す波のような欲望にいっとき身を任せ、どうしようもない淋しさを封じ込めようとする男と女。

img of 『老人と海』 ヘミングウェイ 【あらすじ・感想】
7 min read
BOOK

あらすじ キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。四日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。

img of 『月と六ペンス』サマセット・モーム著【あらすじ・感想】
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『月と六ペンス』あらすじと感想 ある夕食会で出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで再会した彼の口から真相を聞いたとき、私は耳を疑った。四十を過ぎた男が、すべてを捨てて挑んだことは――。

img of 素晴らしき読書体験に関する考察
4 min read
BOOK

大げさなタイトルを掲げたが、ごく私的な話である。私が読む本はフィクションがほとんどだ。しかしノンフィクションも好んで読む。ノンフィクションにおける重要な要素のひとつは事実であること。「事実である」、そのことが文章から受ける衝撃を深いものにする重要な要素であると私は思っている。

img of 『長く素晴らしく憂鬱な一日』 椎名誠 【あらすじ・感想】
9 min read
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あらすじ 仕事場から見える「新宿」は、不気味だ。地下鉄駅に佇む「夕子」。蛇をポケットにしのばせる詩人。スピーカーを背中にしょって説教する男。そしてぬめぬめの「新宿シルクロード」を酒場に向かって無気力に旅する男たち―。「新宿」という街は、それら孤独や喧噪や疲労をものみ込んで、また立派な朝を迎えていく。

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